中村医師に福岡県民栄誉賞　１月２４日に贈呈式

福岡県は２７日、アフガニスタンで活動中に銃撃され、７３歳で亡くなった福岡市の非政府組織（ＮＧＯ）「ペシャワール会」現地代表の中村哲医師に県民栄誉賞を贈呈すると発表した。小川洋知事は記者会見で「アフガニスタンの人々の生活を改善し、復興に大きく貢献した。中村さんの活動は県民にとって誇りであり、希望と活力を与えるものだ」と述べた。

来年１月２４日に県庁で贈呈式が開かれ、同会の村上優会長が代理で受け取る。県民栄誉賞は、中村氏が６人目で、故人としては初めて。これまでに五輪の女子柔道金メダリスト、谷亮子氏やプロ野球・福岡ソフトバンクスホークスの球団会長の王貞治氏らが受賞している。

県は同日から県庁ロビーで中村氏の功績をたたえ、活動を広く県民に知ってもらうため活動の様子を収めた写真や映像などの展示を行う。２月７日まで。

一言コメント
天国で堂々と受賞していただきたい。