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ローマ教皇、羽田に到着 81年のヨハネ・パウロ2世以来 被災者らと交流へ

 フランシスコ・ローマ教皇は23日、タイから特別機で羽田空港に到着した。世界で13億人の信者を有するキリスト教カトリックのトップである教皇が来日するのは、1981年のヨハネ・パウロ2世以来、38年ぶり2回目。フランシスコ教皇は24日に長崎、広島を訪ね被爆地から世界に核廃絶に向けたメッセージを発信する。25日は東京で東日本大震災の被災者らと交流した後、天皇陛下と会見し、安倍晋三首相とも会談する。

23日午後5時40分過ぎ、機体から白い法服姿の教皇が姿を見せ、冷たい雨が吹き付ける中、一歩一歩足元を確かめるようにしてタラップを下りた。教皇は出迎えた関係者と言葉を交わしたり握手したりしながら赤いじゅうたんの上を進み、建物に一度入った後、車に乗り込んだ。

フランシスコ教皇はアルゼンチン出身で、2013年に南半球出身者として初めて教皇に選出された。貧富の格差や宗教・信条に基づく分断が世界で拡大する中、融和を訴える姿勢が宗教の枠を超え支持されてきた。

教皇は核兵器の廃絶を訴えており、14年に「人類はヒロシマ、ナガサキから何も学んでいない」と現状を憂えたことがある。訪日に向けて公開した動画で、あらゆる人の価値と尊厳を守る重要性を訴える方針を表明。「人類の歴史において核兵器が二度と使われないよう、祈りをささげる」と述べた。

24日は長崎市の爆心地公園で「核兵器に関するメッセージ」を発するほか、広島市の平和記念公園で「平和のための集い」を開く。

安倍首相は14年にバチカンで教皇と会談した際、来日を要請していた。今回の訪問は、日本政府と日本のカトリック教会組織の要請で実現した。

毎日新聞

 

 

一言コメント
前回訪問は昭和だったんだね。

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