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女子1位の前田穂南、20キロ過ぎから独走し、ニューヒロインが誕生

 東京五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」が15日、東京都内であり、女子の前田穂南(23)=天満屋=が2時間25分16秒で優勝し、代表に内定した。20キロ過ぎからスパートして独走状態に持ち込み、自身初の五輪代表切符をつかんだ。記録は速報値。

名門のホープが輝いた。2012年ロンドン五輪まで4大会連続で選手を送ってきたチームにとっても2大会ぶりの代表輩出となった。

強豪の大阪薫英女学院高出身だが、全国高校総体に出られず、全国高校駅伝も補欠続きだった。だが、安田功監督からは「手足が長いから必ず伸びる」と言われていたという。166センチと日本の女子長距離ランナーの中では長身で、しなやかな走りが持ち味だ。

15年に天満屋に入社し、「やったことない練習ばかり。たくさん練習して、力がついてきているのかな」と語っていた。その練習を支えたのが食事だ。「他の選手の3倍は食べる」と武冨豊監督。よく食べ、よく練習した00年シドニー五輪金メダルの高橋尚子さんのように人一倍のエネルギーを蓄えてトレーニングを重ね、才能が開花した。

23歳とまだ若く、約1年後の本番まで伸びしろを残す。一昨年夏の北海道マラソンを制してMGC進出第1号となり、昨年1月の大阪国際女子マラソンでは自己ベストを2時間23分台に伸ばした。暑さへの耐久性とスピードを兼ね備えたニューヒロインが誕生した。

毎日新聞

 

 

一言コメント
今後が楽しみな逸材だ。

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