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観光客減、長期化を懸念=日韓路線で運休相次ぐ

日韓関係の悪化が国内の観光業に影を落としている。韓国からの訪日客数は減少。韓国の格安航空会社(LCC)では日本路線の運休に踏み切る動きが相次ぐ。旅行予約のキャンセルも増えており、影響の長期化を懸念する声が上がる。

JR九州高速船が運航する福岡-韓国・釜山間の高速船は、お盆期間(9~18日)の韓国人客が前年比7割減った。輸出管理強化が始まった7月以降、予約のキャンセルが増えたという。

旅行利用が中心のLCCでは、韓国のティーウェイ航空が九州や札幌などと韓国を結ぶ定期便の一部運休を決めた。旅行客が戻る見通しが立たないためだ。エアソウルやイースター航空など他の韓国LCCに加え、大手の大韓航空も一部運休や減便を発表している。

LCCの乗り入れが多い地方空港を抱える地域からは不安の声が上がる。熊本県阿蘇市の阿蘇ホテルでは、9月の韓国の大学生ら約80人の予約がキャンセルとなった。周辺はゴルフを楽しむ韓国人観光客が多く、宿泊施設は「ゴルフ客が増える秋から冬への影響が心配」と懸念する。

佐賀県嬉野市の嬉野温泉では韓国人旅行者の予約が半分近くキャンセルになった旅館もあるという。同温泉旅館組合の松本泰宏事務局長は「今の状況がしばらく続きそうだ」と厳しい見通しを示した。

時事通信

 

 

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ピンチをチャンスにできないものか…

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