15日の東京商品取引所で金先物が一段と値上がりし、1グラム当たりの指標価格が前日比33円高の5155円を付けて過去最高値を更新した。これは株価終値に相当する清算値で、今月に入って4回も記録を塗り替える異例の値動きが続いている。
市場では、米中対立で世界の景気が悪くなり、行き場を失った投資資金が安全資産の金に逃げ込むとの思惑が先行した。
また、満期償還まで持つと損をするマイナス利回りの国債が「世界で計10兆ドル(1千兆円余り)はあるとの見方が出ていることも金先物高の一因ではないか」(大手証券)との声も聞かれた。

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景気が悪くなるということ?
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