東芝は1日、米国で手掛ける液化天然ガス(LNG)事業を、仏エネルギー大手トタルに売却する方針を固めた。中国ガス大手に売却する契約の解除を4月に決め、新たに売却先を探していた。米LNG事業は最大1兆円の損失が出る恐れがあり、経営再建への重しとなっていた。売却に伴い1000億円規模の損失を計上する見通しだが、懸案だった「負の遺産」の処理へめどを付けた。
同日中にも仏トタルへの売却方針を発表する見通し。米当局などの審査を経て、2019年度中に売却を完了させたい考えだ。

一言コメント
これで再建に道筋がつく?
コメントする