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大卒初任給、増額鮮明=人材獲得へ厚遇競う-大手企業

大卒の初任給を引き上げる大手企業が増えている。人手不足を背景に、就職・採用活動では学生優位の「売り手市場」が続く。このため、企業は手厚い待遇を相次ぎ打ち出し、優秀な人材を獲得しようとしのぎを削っている。

みずほ証券は30日、2020年4月に入社する大卒の初任給を1万円引き上げ、25万5000円にすると発表した。増額は2年ぶり。同社は「採用競争力を高めて人材を確保し、顧客サービスの向上につなげる」(コーポレート・コミュニケーション部)と狙いを説明する。

ユニクロ」を展開するファーストリテイリングも、20年春入社の大卒初任給を2割増の25万5000円に引き上げる。同社は「グローバルで活躍できる人材を獲得するため、外資や大手商社に見劣りしない水準にする」(広報担当)方針で、学生の反応も良いという。

19年春入社の初任給も、鹿島が1万円増の24万円、キユーピーが4000円アップの21万4000円などと引き上げた。

厚生労働省の調査によると、18年春入社の大卒初任給は前年比0.3%増の20万6700円となり、5年前から4.4%上昇した。米中通商摩擦などから景気の先行きは不透明だが、企業の若手採用意欲は旺盛で、学生にとって好環境が続きそうだ。

時事通信

 

 

一言コメント
中小企業はより人材難になりそうだ。

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