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金密輸、5年で件数91倍、押収量16倍に 消費税悪用の手口横行

金密輸、5年で件数91倍、押収量16倍に 消費税悪用の手口横行

財務省は22日、平成30年に全国の税関で摘発した金密輸の件数は1088件、押収量は2119キロだったと発表した。それぞれ5年前(25年)の91倍、16倍に増えている。金の密輸では消費税の仕組みを悪用して不当な利益をあげる手口が横行しており、26年4月の消費税率8%への引き上げを機に急増している姿が浮き彫りになった。

金は少量でも価値が高いという特徴があり、非課税国で仕入れて日本国内の買い取り店に売れば、店が支払う消費税分を大きな利益としてあげることができる。このため輸入時には税関で申告して、消費税分を納付することが義務づけられている。

30年の実績は罰則強化の影響もあり、29年比では件数が19%、押収量が66%、それぞれ減少している。それでも財務省は摘発される金密輸は「氷山の一角」とみて、引き続き取り締まりを強化する考えだ。

30年の密輸形態を件数別でみると、「航空機旅客など」が60%の653件、「航空貨物」が36%の390件だった。財務省は29年は航空機旅客などが94%だったことを踏まえ、「密輸の形態が多様化している」と分析している。

産経新聞

 

 

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金は魅力も魔力もある!?

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