信越化学工業が4月から定年年齢を現在の60歳から65歳に引き上げる方針であることが29日、分かった。社員が継続して働きやすい環境を整え、製造現場の熟練者などを確保するのが狙い。信越化学と一部のグループ企業の社員が対象。信越化学によると、65歳への定年の引き上げは化学大手では初めてという。
労働組合へ既に提案をしており、労使交渉を経て正式に決定する。60歳以降の給与は、59歳時点の80%程度を支給する。現行の再雇用制度では55%程度にとどまっていた。新たな制度で働く社員を「特任社員」と呼び、60歳以降も人事評価で昇級や昇格を実施する。

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いずれは70歳に延長!?
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