NECは29日、照明事業から撤退すると発表した。照明事業を手掛ける子会社NECライティング(東京)の全事業を投資ファンド側へ来年4月に譲る。発光ダイオード(LED)照明の価格競争が激しく、営業赤字が続いていた。
NECは事業譲渡の対価として、日本みらいキャピタルが助言する投資ファンドが全額出資する新会社の株式5%を受け取る。この新会社がNECブランドを商品に利用することを当面認める。
NECライティングの従業員は約400人で、滋賀県甲賀市に工場を持つ。今後、NECライティングの従業員の希望退職にも応じる方針という。
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