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福岡市長選 自民、高島氏を「支持」 党本部が意志明示

18日投開票の福岡市長選で、自民党は15日、3選を目指す現職、高島宗一郎氏(44)の支持を決めた。高島氏側が直接、党本部に支援を要請していた。「アベノミクス」を地方で牽引(けんいん)する高島氏を通じて実績をアピールしたい党側と党本部とのパイプを見せつけ、関係がぎくしゃくする同党福岡市議団を牽制(けんせい)したい高島氏の思惑が一致した格好だ。

「党本部の意志を明示した。福岡県連は『理解している』ということだった」

自民党の甘利明選対委員長は国会内でこう語った。

高島氏は当初、政党からの支援について「『マスト』案件ではない」としていた。所属する一部市議が対立候補擁立を企てた自民党福岡市議団に対し、頭を下げるのを嫌ったからだ。

ただ、2期8年の高島市政は、安倍晋三政権が進める国家戦略特区「創業特区」への指定をはじめ、政府・与党の後押しを追い風としてきた。当選後も政策を推進していくためには引き続き安倍首相や麻生太郎副総理兼財務相ら政権中枢とのパイプは欠かせない。

安倍、麻生両氏らにとっても、政権の成果をアピールする上で、福岡市の存在は大きい。福岡県連幹部は「高島氏は安倍政権の政策を体現している」と話す。

一方で、頭ごなしに党本部と話を進められた市議団からは戸惑いの声が漏れる。市議団の南原茂会長は「青天の霹靂(へきれき)だ。今後への影響は、正直分からない」と、言葉少なげに語った。

市長選には、新人で共産党市議団事務局長の神谷貴行氏(48)=共産推薦=も立候補している。

産経新聞

 

 

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