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1億8千万円横領容疑で弁護士逮捕 大阪地検特捜部

土地建物管理会社から依頼を受けて弁護士の業務として預かっていた計約1億8200万円を着服したとして、大阪地検特捜部は1日、業務上横領容疑で、大阪弁護士会所属の弁護士、洪(こう)性模(せいも)容疑者(66)=韓国籍、堺市西区=を逮捕した。特捜部は認否を明らかにしていない。

逮捕容疑は、土地建物管理会社が所有するビルの賃料相当損害金を管理する業務を行っていた平成25年5月〜26年12月、19回にわたり、同社から預かっていた賃料相当損害金を、預かり金口座から出金して流用したり、自分個人名義の口座に振り込んだりして計約1億8200万円を着服したとしている。

洪容疑者をめぐっては、大阪弁護士会が今年3月、預かり金をめぐるトラブルの調査に誠実な回答をしなかったとして、業務停止3カ月の懲戒処分にしたと発表していた。

同会によると、洪容疑者が建物の明け渡しや賃料の支払いをめぐる訴訟の代理人をしていた24〜26年、相手方が賃料として預かり金口座に振り込んだうち、約9200万円の行方が分からなくなった。

同会が調査に乗り出したが、洪容疑者は口座の取引明細証明書の一部を黒塗りにして同会に提出。開示を求めても応じなかったりしたため、懲戒処分を決定したという。

 

一言コメント
士業の不祥事も後を絶たない。

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