<日韓首脳会談>文氏、日朝会談実現へ協力表明
【ニューヨーク高山祐】米ニューヨークを訪問中の安倍晋三首相は25日午前(日本時間26日未明)、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談した。文氏は18~20日に北朝鮮を訪れ、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談しており、首相との会談冒頭で文氏は「南北会談の際に首相のメッセージを忠実に伝え、答えももらっている」と述べた。
文氏は「朝鮮半島の平和と安定には日朝関係の正常化が不可欠で、日朝首脳会談の実現に向け、私も積極的に支持し協力していく」とも表明。首相は日本人拉致問題への言及について謝意を示した。
会談で首相は、北朝鮮の非核化に向け、米国も含めた日米韓3カ国の連携を確認したい考え。両首脳の会談は5月の東京以来で、ニューヨークの文氏が滞在するホテルで行われた。
首相は、拉致問題の解決に向けた金委員長との直接対話に意欲を示し「不幸な過去を清算し国交正常化を目指す」との方針を繰り返し表明。文氏との会談では、日朝間の対話の実現に向けた協力について協議する方針だ。
河野太郎外相が8月の日韓外相会談で文氏の年内来日を要請しており、文氏来日の日程などの意見交換もするとみられる。
一言コメント
拉致問題解決の糸口になるか!?
コメントする