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iPS血小板輸血へ臨床申請 京大、再生不良性貧血患者に

ヒトのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った血小板を血液の難病患者に輸血する臨床研究について、京都大が実施承認を求めて厚生労働省に申請したことが19日、関係者への取材で分かった。拒絶反応を起こしやすく輸血できない患者に対し、患者から作ったiPS細胞を用いる。学内での審査は既に終え、厚労省に承認されれば臨床研究を始める。
対象となるのは、血小板などが減少し出血しやすくなる難病「再生不良性貧血」のうち、拒絶反応を起こしやすく他人からの輸血ができないタイプの患者1人。患者由来のiPS細胞からできた血小板を輸血することで、拒絶反応を抑えつつ症状を改善させる狙いがある。iPS細胞からできた血小板が正常に働くかなど、安全性と有効性を確認する。
iPS細胞から血小板を作る研究は、京大iPS細胞研究所の江藤浩之教授らが実施。マウスを使った実験などから、臨床に必要な品質の血小板を大量に作製する技術を確立していた。
iPS細胞を使った再生医療臨床研究は、目の病気「加齢黄斑変性」の患者への移植が既に行われている。

京都新聞

 

一言コメント
実用化が待ち遠しい。

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