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「なぜこうなるまで…理解できない」 金正恩氏が激怒

 北朝鮮の労働新聞(電子版)は17日付で、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が北東部、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の経済部門8カ所を視察した様子を報道した。成果が上がっていないダムやカバン工場の実態に正恩氏が激怒し、責任を追及するよう指示したと報じた。

北朝鮮メディアは2日の報道でも、正恩氏が平安北道の紡織工場などを視察した際に関係者を叱責(しっせき)したと伝えた。正恩氏は最近、経済を重視した新政策を強調しており、経済部門の担当者らの一層の奮起を促す狙いがあるとみられる。

17日付の労働新聞は通常の6ページを12ページに増やし、9ページにわたって正恩氏の視察の模様を伝えた。正恩氏は漁郎川発電所の建設現場で、「30年以上経っても工事が完了していない」と指摘。「なぜこうなるまで内閣が対策を立てなかったのか理解できない、言葉が出ない」と激怒した。

また清津のカバン工場の視察では、施設がみすぼらしいとして「革命的気風がなく、主人らしい仕事ぶりではない」と指摘。当該部門の責任を追及し、調査するよう指示した。

正恩氏は、4月の党中央委員会総会や5月の党中央軍事委拡大会議で、経済建設に総力を挙げるという新戦略を強調した。2016年5月の党大会でも、「国家経済発展5カ年戦略」の方針を示し、遂行するよう指示している。(ソウル=牧野愛博)

朝日新聞デジタル

 

 

一言コメント
激怒しても、処刑しないでね。

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