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政府、豚肉の賞味期限延長へ=輸出拡大目指し検討会

政府は16日、豚肉の輸出拡大に向け、賞味期限を延長する方向で検討に入った。諸外国に比べて国産豚肉は賞味期限が短く、輸出の足かせとなっていた。農林水産、厚生労働両省や関係団体などで構成する検討会を近く発足させ、今夏をめどに検討結果を報告書に取りまとめる予定だ。

一般的に流通している真空包装で0℃保存の場合、日本では賞味期限を1995年以来、20日間と定めている。これに対し、米国やカナダなどは50日程度が主流。政府は食肉処理場の衛生管理体制が向上していることを踏まえ、欧米諸国並みの賞味期限に段階的に引き延ばす方向で検討を進める。

海外販路の拡大を図る背景には、国産豚肉に対する国内消費が先細っていることもある。輸出は船便が中心で、賞味期限の制約から輸出先は香港やシンガポールなどにとどまる。政府は、和食の注目度が高まる欧米諸国での市場開拓に活路を見いだしたい考えだ。

一言コメント
おいしいトンカツを世界へ!?

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