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サンマ漁、8日解禁=不漁で高値続きそう

今年のサンマ漁が8日、解禁される。10トン未満の小型船を皮切りに、漁法や漁船規模ごとに順次出漁。8月20日には100トン以上の大型船の漁が解禁され、9月以降に漁獲がピークを迎える。漁の解禁日は昨年と同様。

秋の味覚であるサンマはここ数年、深刻な不漁が続いている。特に昨年の漁獲量は合計約8万5000トンで、半世紀ぶりの低水準にとどまった。秋でも品薄で価格が下がらず、首都圏のスーパーなどでは特売を控える動きが見られた。

サンマの漁獲が低調な要因は、資源の減少に加えて、日本近海に来遊する前に、公海上で台湾船や中国船が「先取り」していることも挙げられている。漁獲が回復する兆しは見えておらず、北海道の研究機関は「今年も道東沖の来遊量は少ないのではないか」と予想する。

漁の解禁を控え、北海道の漁業関係者は「ここ数年、漁場は遠く魚群はまばら。操業効率が悪く、サンマでは稼げない」と話す。不漁傾向から、東京・築地市場(中央区)の競り人は「もはやサンマは秋の主役でなくなったのでは」との声も上がっている。

一言コメント
安くておいしいサンマを食べたいっ!

 

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