＜投資詐欺＞沈没船引き上げ事業で２容疑者を逮捕　長崎県警

沈没船の引き揚げ事業に投資すればもうかるなどと虚偽の説明で現金をだまし取ったとして、長崎県警は２８日、東京の海洋調査会社「ポーラースター」社長の松田孝志（５８）＝東京都渋谷区渋谷３、同社取締役の内田マチ子（７５）＝長崎県大村市木場２＝の２容疑者を詐欺容疑で逮捕した。全国約３８０人から約８億円を集めており、余罪を調べる。

逮捕容疑は２０１４年５月、松田、内田両容疑者は、長崎県長与町の６０代女性に「事業に投資すれば２、３カ月後には３倍になる」と配当の意思がないにもかかわらず偽の投資話を持ちかけ、現金３００万円をだまし取ったとしている。両容疑者は「だますつもりはなかった」と否認しているという。

県警は１５年１２月、長崎県大村市の男性から「事業に投資したが配当がない」と同社について相談を受けて捜査していた。両容疑者は集めた資金を生活費などに流用していたとみている。【浅野孝仁】

一言コメント
投資の誘いは、詐欺をまず疑うべきだ。