出資金詐欺容疑で男逮捕　被害１億円超か、警視庁

架空の事業への出資名目で滋賀県彦根市の不動産管理会社から現金をだまし取ったとして、警視庁八王子署は２１日、詐欺の疑いで、東京都八王子市の人材派遣会社「コントラクトマネジメント」（破産）の元代表取締役、荻原昌弘容疑者（５６）＝同市みなみ野＝を逮捕した。被害は計１億数千万円に上るとみて裏付けを進める。

同署によると、荻原容疑者は相手を信用させるために石油タンクの建設などを手がける横浜市の会社の社印を偽造し、業務委託契約を結んだとする嘘の書類を作成していた。「契約書を偽造してだましたのは間違いないが、現金は借りただけで詐欺とは思っていない」と供述している。

逮捕容疑は平成２６年６月ごろ、「石油タンクのメンテナンスの仕事があり、出資してほしい」などと嘘をつき、現金約１５００万円をだまし取ったとしている。同署は２８年１０月に不動産管理会社から告訴状を受理し、捜査を進めていた。

一言コメント
「借りただけで返すつもりだった」は定番すぎる言い訳だ。