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上司の速度違反放置 隠避容疑で警部補書類送検 兵庫

取り締まり中に上司の速度違反を見つけたのに交通反則切符(青切符)を切らず見逃したとして、兵庫県警は22日、三田署交通課の男性警部補(51)を犯人隠避の疑いで神戸地検に書類送検した。警部補は「同じ職場の人なので切符を切りたくないという思いがあった」と容疑を認めている。県警は同日付で警部補を停職3カ月の懲戒処分とした。

容疑は昨年5月27日午前7時10分ごろ、同県三田市内の県道で交通違反の取り締まり中、制限速度40キロを23キロ超過して走行する同署地域課長(当時)の男性警部(54)運転の自家用車を確認。停車させたが、その場で切符を切らず処理を放置したとしている。警部は出勤途中だった。

県警監察官室によると、今年7月に内部通報があり発覚。警部は今年9月に切符を交付され、反則金1万5000円を納付した。警部は違反を申し出なかったことについて「やすきに流れた」と釈明したという。

県警は警部を戒告処分とし、取り締まりに当たった巡査部長3人も見逃しを黙認したとして本部長注意とした。

同室の倉野喜朗室長は「警察官として言語道断の行為で誠に遺憾」とコメントした。

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