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長崎向いて祈り 小倉北区で慰霊式典

慰霊式典 長崎 原爆原爆の当初の投下目標だったとされる北九州市では9日、小倉北区の勝山公園で原爆犠牲者の慰霊式典があった。「長崎の方角を向いて祈れるように」と、市が今春に公園の別の場所から移設した平和祈念碑の前で、参列した市民ら約150人が悲惨な記憶を語り継ぐことを誓った。

式典は、市内在住の被爆者約1100人でつくる市原爆被害者の会が1973年から開催。長崎で被爆した吉田龍也会長(73)は「新たな場所で祈念碑が親しまれ、若い人が戦争や平和に関心を持ってくれることを期待したい」とあいさつした。参列者は雨が降る中、原爆投下時刻の午前11時2分に黙とう。その後、祈念碑に献花したり、手を合わせたりした。

近くの思永中生徒によるスピーチもあり、3年の松井晴香さん(15)が「この雨は、被爆した人たちの涙。私たちがこれからも平和を守っていく」と力強く述べた。

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