アメリカ、北への渡航を禁止へ 中国の旅行社に通知
- 国際
- 2017年7月21日
北朝鮮へのツアーを取り扱う中国の旅行会社は21日、米政府から米国人の北朝鮮旅行を禁止するとの通知を受けたことを明らかにした。7月27日に正式に発表され、30日間の猶予期間の後に施行されるという。
北朝鮮から解放後に死亡した米大学生オットー・ワームビア氏が参加したツアーを組んだ「ヤングパイオニア・ツアーズ」(本社・中国陝西省西安)が明らかにした。7月27日は1953年に朝鮮戦争の停戦協定が結ばれた日だが通知との関連は不明。
同社はワームビア氏の死去を受けて6月20日、「北朝鮮を訪問する米国人のリスクが極めて高くなっている」として米国人向けツアーの募集を中止すると発表していた。
米紙報道によると、北朝鮮には欧米などから毎年4千~5千人の旅行客が訪れ、うち米国人は約2割とされる。
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