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てんかん薬成分でも無届け変更 山本化学工業

多くの風邪薬で使われているアセトアミノフェン(AA)に安価な中国製AAを無届けで混入させていた原薬メーカー「山本化学工業」(和歌山市)が、てんかん発作の治療薬に使われる「ゾニサミド」の製造でも混ぜる薬剤を無届けで変更していたことが同社関係者の話でわかった。厚生労働省の立ち入り調査でもこうした事実が確認されている。

山本化学は、AAとは別の原薬でも無届けで製造過程を変更していたことになり、薬の安全性を軽視する体質が浮かんだ。

ゾニサミドはパーキンソン病の治療薬としても使われている。関係者によると、ゾニサミドは複数の原料を混ぜ合わせてつくるが、山本化学は数年前に、原料を混ざりやすくするための薬剤を変更した。

 

 

朝日新聞デジタル

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