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「餃子の王将」海外再挑戦は好調、台湾1号店の売り上げ想定の2・6倍

日本の飲食企業強し!
王将フードサービスの挑戦は更に加速する事に期待する。

外食チェーン「餃子の王将」を展開する王将フードサービス(京都市山科区)の渡辺直人社長は、4月20日に台湾南部・高雄市に出店した台湾1号店の5月の売上高が目標の約2・6倍の2600万円に達したことを明らかにした。台湾出店の手応えを示したもので、今後は北部の台北市も含めた多店舗展開を検討。海外の店舗網を広げることを視野に、台湾で「店作りのフォーマット(基盤)を固めたい」と話した。

台湾出店は昨年の株主総会で渡辺社長が表明したもので、同社にとって海外再挑戦の位置づけになる。平成17(2005)年に中国東北部の大連市に進出したが、日本の餃子の味が受け入れられずに業績が悪化し、26(2014)年に撤退した経緯がある。

渡辺社長は、台湾1号店が好調に推移する理由として、現地で販売する餃子などの料理の味付けで塩味を薄めにするなど「今回は台湾の人たちの味の好みなど、研究を重ねた結果が出た」と分析。中国・大連での失敗例も今回の成功につながったとしている。

また、台湾は親日家が多く、店舗の雰囲気や提供メニューを「日本式」にこだわり、台湾の消費者の支持を得られたとみている。

今後の海外出店は「うちにも出店してほしいとの声が増えている」(渡辺社長)とし、台湾1号店の推移を見ながら検討。一度撤退した海外事業の“リベンジ”に意欲を燃やす

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