500万円窃盗で起訴の大阪府警元巡査、スマホ詐取は不起訴に 地検「証拠十分でなかった」
大阪地検は19日、自分名義で契約したスマートフォンなどを他人に譲渡したとして詐欺容疑で追送検された大阪府警貝塚署地域課の元巡査、出口卓実被告(25)=窃盗罪などで起訴、懲戒免職=を嫌疑不十分で不起訴にしたと明らかにした。
処分は16日付。地検は「犯罪事実を認定するに足る証拠が十分ではなかった」としている。
出口被告は勤務中に民家から現金計500万円を盗んだとして、4~5月に逮捕、起訴された。その後、業者に借金を申し込んだ際に電話で脅され、契約したスマホやタブレット端末を指示された住所に送っていたことも判明したとして、府警が今月9日に追送検した。
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