明治「カール」生産大幅縮小…西日本限定に
- 企業・経済
- 2017年5月26日
明治は25日、売り上げが減っているスナック菓子「カール」の生産体制を8月から大幅に縮小すると発表した。
現在の7種類を「チーズあじ」「うすあじ」の2種類に減らし、関西以西の西日本に限って販売を継続する。東日本地域での販売は在庫がなくなり次第、終了する。
カールは1968年発売のトウモロコシの粉を使ったロングセラー菓子。「カールおじさん」のキャラクターでも親しまれてきた。ピークの90年代には年間190億円ほどの売り上げがあったが、ポテトチップスなどの競合商品に押され、2016年度の売り上げは約60億円に減少していた。
カールの生産工場は全国5か所から、愛媛県の1か所に減らす。
明治はカールの生産終了も検討したが、「長く親しまれてきたブランドなので、地域を絞って継続することにした」(広報)という。
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