データミックスは企業間取引・企業経営に必須なビジネスニュース、政治・社会ニュースを配信しています

九州福岡筑豊 「まちづくりの拠点に」 飯塚市新庁舎が開庁

着工から2年超、飯塚市の新しい“シンボル”が始動した。白い外壁とガラス張りが特徴の同市役所新庁舎が8日、開庁した。大型連休明けでもあったこの日、市職員たちは新たな職場で気を引き締め、訪れた市民たちは広々とした庁舎内を歩き、開放感を抱いた。

午前8時すぎ、新庁舎2階の多目的ホールで行われた開庁式。片峯誠市長は、連休返上で引っ越し作業に当たった職員たちをねぎらった上で、「子どもや高齢者、障害がある方にも優しさあふれる空間、未来志向のまちづくりを進める拠点施設。機能をしっかりと実のあるものにしていくことが行政職員の使命だ」と述べた。

新規採用職員を代表して総務課の北村千夏さん(22)が「自己研さんに努め、福祉向上、市の発展に貢献することを誓い、新庁舎とともに歩んで参ります」と決意表明した。

医療保険や高齢者介護、子育て支援など市民生活に直結する窓口が集約された1階には朝から多くの市民が訪れ、職員たちは対応に追われた。新しくなった庁舎を見学に訪れた市民も多く、昼食時間帯は8階の食堂が職員や市民で満席になり混雑する場面も見られた。

この日は市議会の開場式も行われ、松延隆俊副議長が開場宣言。鯉川信二議長は「身が引き締まる思い」と話す一方、「旧議場は議席に勾配があり、市執行部の顔も見えたが、新議場は平たんで前方が見えにくいと同僚市議の声が多かった。市庁舎全体の使いやすさには市議会も積極的に声を上げたが、議場については私を含めほぼ無関心だったことを後悔している」とも話した。

=西日本新聞朝刊=

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

※日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。