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地下鉄ドア大破、這い出る負傷者 忘れていたテロ、市民に緊張 ロシア

ロシアテロ大破して歪んだ地下鉄車両のドア、血を流しながら、プラットホームに這い出してくる乗客-。国営テレビが3日、SNS(会員制投稿サイト)から引用して放映した画像には、爆発現場の凄惨な模様が映されていた。地上にまで濃い煙が立ちこめた地下鉄駅付近は、脱出した乗客と救急隊が入り乱れて騒然となった。

爆発現場に近い「センナヤ広場」駅は、サンクトペテルブルク地下鉄で最大のターミナル駅。市の最中心部である宮殿広場やエルミタージュ美術館から2キロ弱に位置する。当時の車内には立っている乗客も多く、爆発は列車が「センナヤ広場」を発車した後に起きたとみられている。隣の車両に乗り合わせた女性客は、「大きな爆発音が響き、強いにおいと煙に覆われた。列車の端へと逃げる人々で車内はパニックになった」と地元メディアに語った。

ロシアでは、2010年3月のモスクワ地下鉄爆破や11年1月のモスクワ空港爆破を最後に、都市住民の生活に近い場所でのテロがなかった。モスクワの地下鉄駅には金属探知機が設置されているが、今回の現場について、爆発物の搬入を防ぐ十分な対策がとられていたのかは不明だ。

産経新聞

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