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<千葉県警>28年間文書放置の巡査部長を書類送検へ

千葉県警は3月30日、今年2月まで約28年間、捜査報告書などの文書350点を自宅に放置したとして、八千代署留置管理課の男性巡査部長(60)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分としたと発表した。公用文書毀棄(きき)容疑で近く千葉地検に書類送検する方針。

県警監察官室によると、350点は浦安や船橋東など7署で勤務していた時の文書。6点は指紋を記録した書類や交通事故現場の見取り図など捜査に影響を与えた可能性がある文書だった。他は交番勤務時の活動日誌や前科の照会書などだった。2月に署員が自宅を訪ねた際に発覚した。

巡査部長は現在、病気の影響で当時の記憶があいまいで、「なぜ持ち帰ったかは思い出せないが、事案処理が面倒で書類作成を怠けた記憶がある」と説明しているという。

巡査部長は31日で定年退職のため、減給の効力は発生しない。約2000万円と見込まれる退職手当については、司法判断を待って支給するかどうかを決める。古川等首席監察官は「誠に遺憾。職員への指導を徹底し再発防止に努める」と話した。【斎藤文太郎】

毎日新聞

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