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福岡県警巡査部長が証拠偽造

証拠品の粘着テープを廃棄したと勘違いし、別のテープを切り取って偽造したとして、福岡県警は16日、証拠偽造などの疑いで鑑識課の男性巡査部長(37)を書類送検し、減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。偽造は宗像署に勤務していた約9年前とされ、すでに公訴時効が成立しているとみられる。不起訴となる見通し。

県警によると、当時本物のテープは鑑識課に鑑定に出されており、昨年11月に署に返還されたことで発覚。このテープから容疑者に結びつくDNAなどは検出されていない。

書類送検容疑は、宗像署刑事課に所属していた平成20年3月ごろ、強盗傷害事件の証拠品であるテープを誤廃棄したと思い込み、別のテープを似た形に切り取って偽造したとしている。

巡査部長は、上司だった男性警部補(50)に紛失を報告した際「(紛失したと)組織に報告するか、似たものを作るか(しろ)」と言われ、偽造を決意したという。県警は警部補も戒告処分とした。

近藤康徳首席監察官は「県民の信頼を損なう行為で、心からおわび申し上げます」と謝罪した。

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