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警察官がうその公文書作成容疑で書類送検

警視庁池袋警察署の56歳の巡査部長が、人身事故の捜査で虚偽の公文書を作成したとして、書類送検されました。巡査部長は「作業を簡略化したかった」と容疑を認めているということで、警視庁は懲戒処分にしました。

書類送検されたのは、警視庁池袋警察署の交通課に所属する56歳の巡査部長で、警視庁によりますと、おととし12月、東京・池袋で起きたタクシーが歩行者をはねた人身事故で、本来は横断歩道上での事故だったにもかかわらず、横断歩道は無かったなどという虚偽の公文書を作成したとして、虚偽有印公文書作成などの疑いが持たれています。

タクシーの運転手が去年6月に人身事故に伴う行政処分に不服を訴え、警視庁に提出したドライブレコーダーの映像に横断歩道が写っていたことから、うそだったことが発覚したということです。

調べに対し、巡査部長は「軽微な事故だったので、作業を簡略化したかった」と容疑を認めているということです。

この問題を受けて、巡査部長が担当した平成23年からの事故を調査したところ、4件の交通事故の捜査を放置していたこともわかり、警視庁は10日付けで戒告の懲戒処分とし、巡査部長は辞職しました。

警視庁は「交通事故事件捜査の信頼を損なう行為であり、厳正に処分した。職員の指導教養を徹底し、再発防止に努めたい」とコメントしています。

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