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模擬紙幣300万円受け取ったところを“御用”…特殊詐欺総額2千万円か 男2人を逮捕

高齢の女性から現金300万円をだまし取ろうとしたとして、兵庫県警川西署などは27日、詐欺未遂容疑で、いずれも自称、東京都台東区松が谷の会社員、辻ノ内走(はしる)容疑者(22)と東京都八王子市鑓水の無職、大内山宏太容疑者(41)を逮捕した。女性はこれまでに約2千万円の特殊詐欺の被害に遭っており、県警は両容疑者が関与したとみて調べている。

県警によると、女性は昨年12月中旬、架空の会社の社員をかたる男から「債権を購入するのに名義を貸してほしい」と電話で依頼され、承諾。その後、金融庁職員を名乗る男に「名義貸しは違法なので、現金を預けたほうがいい」などと言われ、指定された住所に総額約2千万円を郵送していた。

県警は女性の相談を受け、新たに指定された東京都武蔵野市内の集合住宅に300万円分の模造紙幣を郵送。辻ノ内容疑者が受け取ったところを現行犯逮捕した。

両容疑者の逮捕容疑は氏名不詳者と共謀し、16~26日、同県川西市の無職女性(74)に証券会社の社員や弁護士らを名乗って電話をかけ、300万円を郵送させて詐取しようとしたとしている。いずれも容疑を否認している。

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