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訓練場警備の警察官 書類送検

去年7月、沖縄のアメリカ軍北部訓練場のヘリコプター発着場の工事に反対する活動をしていた男性を、機動隊の車両でひいて軽いけがを負わせたとして、警察は、運転していた警察官を過失運転傷害の疑いで、26日までに書類送検しました。発着場の建設をめぐっては、反対する人たちと警察官が衝突するなど、大きな混乱が起きましたが、警察官が書類送検されるのはこれが初めてです。

書類送検されたのは、先月完成した、沖縄のアメリカ軍北部訓練場のヘリコプター発着場の建設で、現場の警備にあたっていた沖縄県警の20代の機動隊員です。

警察によりますと、機動隊員は去年7月21日、建設予定地近くの県道で、翌日の工事の着工に向けて反対する活動をしていた男性を、機動隊の車両でひいて軽いけがを負わせたとして、過失運転傷害の疑いが持たれています。

警察によりますと、機動隊員は「運転席からは男性は見えなかった」と話していたということです。

男性は事故のあと、けがの診断書を提出し、警察が当時の状況を詳しく調べていました。

発着場の建設をめぐっては、反対する人たちと警察官が衝突し、一部の人が逮捕されるなど、大きな混乱が起きましたが、警備にあたっていた警察官が書類送検されるのはこれが初めてです。

沖縄県警察本部は、NHKの取材に対して「現時点では回答できません」としています。

20代の警察官が書類送検されていたことについて、男性はNHKの取材に対して「当時、機動隊の車の前にあぐらをかいて座っていたら、車が突然動き出し、首をねんざした。警察官の行為はとても許せず、捜査に時間がかかりすぎている」と話していました。

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